ドックトレーナー野沢正芳さん2
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初めての訓練


初めての訓練の日がやってきました。
私のほうが犬以上にやる気満々!
野沢さん&2匹と共に以前から目をつけていた空き地へGO!
木陰などもあり訓練にはもってこいの場所なんです。

まずはビッケから。
5メートル以上もありそうな長いリードをつけてもらいます。
手始めにボールを投げてみるとピョンピョンと飛びはね楽しそうに向かって行きます。
野沢さんが 『こい!』 と声をかけるとまた楽しそうに戻ってきます。
※もちろん 『こい!』 に従ったのではなく、声に反応しただけ。
戻ると 『よーし』 とほめられ、時々 『おやつ』 をもらっていました。
とにかくビッケは色んな物に興味を示し、本当に楽しそうです。
なんだか、見ていてほのぼのした気分になりました。

こうして遊びならがビッケの様子を観察した野沢さんですが 『ビッケは覚えが早い子だよ!』 と太鼓判を頂きました。

次はレオです。
家の中ではわんぱく坊主なのに、外に出ると臆病になってしまうので心配でしたが、案の定ボールを投げても動かず、おやつでも反応せず、私から離れません。
野沢さんが手をのばすと逃げ出す始末。以前の野沢さんとのご対面では、しっぽを振ってすり寄っていたのにビックリ!
『レオは普段と違う雰囲気でパニック状態に陥っているので、無理をしてはダメ』 という訳で、まずは私と野沢さんが雑談。そのうちに慣れてきたのでしょうか。最後のほうにはなでなでしてもらって気持ち良さそうでした。


初日は、訓練というよりも、ビッケ&レオの様子を見る感じでしたね。
特にレオの場合、訓練以前の問題で、野沢さんに慣らすことから始めるとのこと。
ビッケはもちろんこの調子で進めて行きます。
本来の訓練は通常30分程(我が家の場合は2匹なので1時間くらい。)なのですが、なんだかんだで2時間くらい経っていました。

そうそう、その日の最後には私も参加して 『歩き方の基本』 を教えてもらいました。
まずは、お手本で野沢さんに実際にやってもらいました。
ビッケを左側につけて、ビッケのペースなどおかまいなしでどんどん進みます。
リードでつながれているビッケは引っ張られて後をついていきます。
時々、ビッケが野沢さんより前に出ると、突然、野沢さんが方向転換!ビッケも引っ張られて方向転換。決して前に出ることを許しません。
気が付くとビッケは野沢さんの左にぴったりとついて歩いているのです。時間にしてほんの2〜3分なのに。そして、野沢さんにほめられるので、ビッケもしっぽを振って喜んでいます。

私もビッケと歩いてみましたが、まるで言う事を聞かず・・・
野沢さんから、『ほら、そこでほめて!』 とか 『そこはほめちゃダメ!』 とか 『指示が遅い!』 etc・・・声がかかるけど、タイミングがつかめず、めちゃめちゃ難しい。犬に伝わるほめ方、指示の出し方をしなければ意味がないんです。野沢さんから見ると、私の指示は、かなりタイミングがずれているようで・・・私も2匹と共に訓練が必要です。


★ちょっと豆知識★
犬をしかるときは現行犯でね!例えば、道で拾い食いをしたら、口に入れた瞬間に叱らないと意味ないんだって。10秒前は犬にとっては過去だからね。犬は常に 『今』 を生きている。


野沢さんいわく 『人間がリーダーなのだから、リーダーより前に出ることを許してはいけない』 のだそうです。でも、現在の日本のお散歩風景は 『犬が前』 が多いんですよね。

我が家でもそうですが、犬が 『あっちの草むらに行きたい』 といえば行ってあげちゃうんです。

『人間側の意識改革が一番大変』 と言っていた野沢さんですが、その通りだと痛感した次第です。

家に戻った2匹はたっぷりとお水を飲んだ後、お腹を出してアジの開きみたいな格好で熟睡でした。

こうして、訓練初日は無事終了したのですが、実際の訓練の様子が見れてとても安心しましたね。
今後、仕事のために訓練に参加できない日の方が多いのですが、これなら安心してまかせられると思いました。
もちろん時間があれば積極的に顔を出し、一緒に訓練に励まなければ・・・・思った次第です。


次回は 『ビッケの天才ぶり』 お伝えします。お楽しみに・・・

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